2021-06-03

テーパリングの話が出れば株価は下がる?改めて考えてみた。

今回は、近頃よく聞くテーパリングということばについて。

テーパリングとはなんなのか

株価にどのような影響があるのか

などなどよく知らなかったので改めて一緒にお勉強していきましょう。

そもそもテーパリングって?

テーパリング(Tapering)は直訳すると「先細り」や「次第に先が細くなっていくこと」という意味で、金融用語ではQE(量的緩和)の縮小を意味します。米国で2012年9月から行われている「QE3」では7回にわたり従来毎月850億ドルだった資産買い入れ額を100億ドルずつ減らしていくテーパリングを実施しました。

引用:SMBC日興証券HP

ということらしいです。

つまり、量的緩和の縮小ということですが…

直訳の「先細り」はわかりますが…

うーん、正直ぜんっぜんわかりません!

そもそも量的緩和ってなんでしたっけ?

量的緩和とは

金利を下げる代わりに、経済の血液であるお金の量を増やすことで、景気浮揚を図ろうとする金融政策の手法。中央銀行が金融機関が保有する国債などを買い取る形で、金融市場に資金を大量供給します。先進国では日銀が初めて導入。2001年3月から5年間にわたり、日銀当座預金残高を金融政策の操作目標としました。08年のリーマン・ショックの後に金利を下げる余地がほとんどなくなった英国や米国でも採用されましたが、実体経済に与える効果については議論があります。

出典:三井住友DSアセットマネジメント

つまり、金利を引き下げることで債権に投資したり、銀行に預金するメリットが少なくなる&同時にお金の供給量が増えることで資金が株式へと移動することを期待しているということでしょう。

金融緩和の縮小とは

前述したように、これまで行っていた超金融緩和(金利引き下げ&お金の供給)を「先細り、徐々に少なくすること」です。

金融緩和が縮小されれば

これまでの「金利を引き下げることで債権に投資したり、銀行に預金するメリットが少なくなる&同時にお金の供給量が増えることで資金が株式へと移動することを期待」といった状況とは反対の状況が予想されます。

これまであった資金調達のしやすさなどのサポートが期待できなくなり業績の苦しい企業にとっては厳しい状況が予想できるといったところでしょうか。

過去にはこんなことがありました

バーナンキ・ショック

テーパリングを始める前の2013年5月、バーナンキFRB議長がテーパリングを示唆し、長期金利が上昇。マーケットは大きく混乱しました。バーナンキFRB議長の発言前に1.9%台だった長期金利は9月に一時3%台となり、1%もの急騰劇(テーパー・タントラム)となったのです。

「バーナンキ・ショック」とも呼ばれる長期金利の急騰を受け、株式市場も下落。代表的な米株価指数であるS&P500種株価指数は、5月から6月にかけて5.8%の下落。FRBはマーケットとの対話に苦慮し、実際の利上げは2015年12月となりました。

テーパリングを示唆すると金融緩和の終了が近いとマーケットは考え、株式市場は下落する傾向にあるのです。ただ、米国株式市場はテーパー・タントラムによって短期的な調整局面があったものの、実際にテーパリングが始まると長期的な上昇局面となりました。

引用:HEDGE GUIDE

怖い!怖すぎる!!

コロナショックを目の当たりにした私はこんな記事を見ると毎度震えます。

じゃあ結局どうなるの?

確かに過去には2013年のバーナンキ・ショックのようにFRB議長などの要人発言によって株価下落局面となった状況もあります。

しかし、先週、先々週などの株価下落を加味すると市場は徐々にテーパリングを織り込みに入っているようにも感じられます。

それは、まだ誰も知らない

雇用統計がよければ景気の上向きと判断してテーパリングの話が出るといった噂もあります。

しかし、いつこの話題が出て実行されるのか

そして、どの程度の影響があるのか

それはまだ誰も知りません。

8月にはジャクソンホールもありますしね。

結局は予想を立てながらトライ&エラーしていくしかないということでしょうか。

黒田総裁ではないですが、私も注視していきたいと思います。

今回は全くわからなかったテーパリングについてのお話でした。専門家でもないもので、引用ばかりですみません。

皆様のお役にも立てたなら幸いです。

 

おしまい。

こんな人が書いています

ぱぱ ぐらし
ぱぱ ぐらし名古屋×ぱぱ×看護師
名古屋に住んでいる2児のパパ。
ある日空を見ると仕事のことばかり考えていたことに気づく。
それをきっかけにくらしと育児、生き方に目線を向けた生活を目指す。
シャイなのでパパ仲間のつながりを模索する30代。
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