息子が6歳になり、作って満足しなくなった。
ぼくは約1年間、さまざまな創意工夫を行なった。
こどもとのレゴ倦怠期を脱出の兆しが見えたので、ここにアイデアを3つ紹介することにする。
目次からアイデアに直接飛ぶこともできます。
お時間がある方は順番にお付き合いください。
『レゴスター・ウォーズ-これが遊びの流儀』との出会い
先日、LEGO社公式のこんなページを見ました。
その名も、『レゴスター・ウォーズ-これが遊びの流儀』
レゴ熱の温度差
とにかくマンネリだった。
息子のレゴ熱は歳を重ねるたびに高まる。
その一方で、ぼくといえば平熱。
いや、今や低体温だった。
デュプロを作り始めた2歳
レゴクラシックを作り上げるのに1週間程度費やしていたのは5歳くらいまででした。
小学校入学を前に、舞台はシリーズものへ
6歳の序盤の目線はまだ「作る」だった。
しかし、小学校入学を前にして舞台はシリーズものに場を移した。
レゴはシティになり、今ではスター・ウォーズに毎日毎日手を加えているのである。
シリーズものは、レゴだけの世界観ではない。
作品を表現する道具としてレゴを使用しているため、作品の世界観を色濃く反映している。
つまり、一度熱中してしまうと加速度的にその世界観に入り込んでしまう可能性がある。
遊びは「作る」から「演じる」へ
作って満足しなくなった。
前述したが、息子が6歳になり作って満足しなくなった。
その理由は以下の3点に集約されるのだろう。
- 2000円〜2万円程のセットはほぼ1日で作り上げてしまう。
- 最近のマニュアルはわかりやすいため、手助けなしで作れてしまう。
- 作ってしまえば、「ごっこ遊び」に目を向けるようになった。
「ピューン」「ドーン」はレゴを与えておいてどうかと思うが、5分以上続くと大人は正直しんどいのである。
そして、一向に終わる気配を見せないレゴたちの戦いの日々もついて行くのがやっとである。
自分の思う通りに進行しないとこうなる↓
・「そこ違うよ」「もっとこう(手の角度)」といった加減で監督(息子)から演技指導が入る。
こどもとのレゴ遊び提案
そこで、今回は「作る」ということに遊びを回帰するきっかけを提案したい。
というよりも、「作る」「演じる」から「作り上げる」「魅せる」へ昇華するイメージだ。
作品に没頭するならただの擬音ばかりのごっこ遊びで終わるのではもったいない。
息子の気持ちが誰か(特にパパ)に伝わるものにしたい。
こどもの世界観やイメージを覗いてみたい
いや、ぼくの中にもたしかに彼の頭の中で展開されている世界観やイメージを覗いてみたいという興味がある。
そのきっかけを与えてくれたのが『遊びの流儀』だった。
言葉で表現できないならビジュアルで表現する
言葉で表現できないならビジュアルで表現する。
ちょうど今の時代に則した遊び方だと思う。
どうせ助手をするなら一緒に作り上げる
写真系や動画系のSNSが流行しているいま。
家電量販店に行けば写真はもちろん、動画撮影のツールだってすぐに揃えることができる。
また、ホームセンターへ行けば、その場で組み立てることも可能だ。
どうせ助手になるならパパも一緒に作り上げたい。
パパはADではなく、助監督になりたいのだ。
レゴ遊びの行き着く先は「いかにして、自分のもつ世界観を他者と共有できるか」
というわけで、レゴの遊び方迷子の行き着く先
それは、「いかにして、自分のもつ世界観を他者と共有できるか」になると思う。
これは普遍的なものではなく、時代によって変化するが、間違いなく「いま」の遊び方だろう。
したがって、ぼくの持つアイデアをいくつか挙げておくことにする。
レゴの遊び方アイデア集
アイデア1
思う存分作れる環境を作る
自分のものなんだから、
思うように作ったらいいじゃない。
パパのできることは、色分けや片付けが上手にできること。そして、また作りたいと思える環境をまずは作ってあげることだと思う。
参考にしたのはこのあたりのサイト↓
https://oyako-kufu.com/articles/2243
https://www.houzz.jp/ideabooks/84683477/list
アイデア2
声のかけ方は「大丈夫?」ではない
声のかけ方の正解は「こまったら声をかけてね」
決して「大丈夫?」ではない。
やりたくてやってるのに「大丈夫?」って「ちょっとおかしくないか?」とぼくは思うのです。
やりたいことをやっている時はいつだって無敵だ。
息子がピンチになる時は、困っている時なんだと思う。
なので、それまではしっかりと待つ。
声がかかれば全力で応える。ぼくたち(パパ)にはその気概が必要だ。
アイデア3
アウトプットを手助けする
ぼくたちはアウトプットの方法を知っている。
図書館やホームセンター、家電量販店という強い味方だっている。
困っていたら「これ使えそうじゃない?」と提案するだけで想像力が豊かな彼らは勝手に動く。
そして、パパは勝手にできるパパ認定される。
こどもの目線が尊敬に変わった時の破壊力ってものすごい。
あわよくば、息子の手がぼくから離れるその日まで、
この眼差しが霞んでしまわないために努力したいと思うのです。
おわりに
どうせやるなら一緒に楽しめる方法を模索する。
こどもの世界観を覗くのってめっちゃ楽しいです。
困っていたら声をかけてくれます。
行き詰まるまで待つこともパパにはとても大切な役割のはず。
そんな時のために「どんなことを一緒にしようか…」と考えを巡らせておくこと。
それこそが、こどもと一緒にレゴを楽しむ(遊ぶ)ための秘訣なのではないかと考えています。